思い出・記憶の断片(5)あなたに罪は無いの?


あなたを責めて、当たり散らかしてやりたい!

アンタのしたことが、

いえ、
アンタの私たち子供にしなかったことが、

何も親として与えてくれなかったことが、

今の私をどれだけ苦しめているか!

信仰心から遠ざかろうとする凡夫の、醜いもう1人の私のなかにある言葉が、心の奥底から這い上がってきてそう叫んでいる。

いま、私がこんなに苦しい目にあうのは、そして、目の前の現実を乗り越えられないのは、こんな弱い私を惨めに意識しなければならないのは、私だけの罪なのか?!

「・・・あなたに罪は無いの!?」

己の現実からも、家族からも生きることからも目を逸らし続けてきた者、

親である、

「あなたに罪は無いの?」

でも、もう私は、あなたを責めて生きることから逃れたい。

それは、私の生きる哲学に反するから。

そんな私では、現実を乗り越えることが出来ないと命で感じているから。

過去の弱い私にサヨナラすのるに、あともう一息だ。

悔しさをこらえて、堪えて、私に与えられた過去のどうすることも出来ない事実。

その悔しさを乗り越えて、新たな心を創り出すために、

「あなたに罪は無いの?」

そう!

「私に対しての、あなたの罪は無い」

そういえる私に。

「全ては私の罪、原因と結果」と。

そう信じることが、未来を前向きに生きることにつながるのだと信じて。


父を理解したい。

でも、もう父を理解することなど必要ないのかもしれない。

人の過去をほじくり返したところで、そして、なじったところで、どうなるというのだろう?

結局、人から学ぶことはあっても、その人を理解することなど不可能なことなのかもしれない。

24時間、生まれてこの方、自我が発生して、これまで人生を生きて来た己自身でさえ理解できず厄介を背負っているというのに。

ころころ変る人の心の中なんて

所詮、解ろうとする方が無理なのかも。



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