前進する中での読書と思念

今日の名字の言-6月7日

 江戸時代後期、大分県日田市に開かれた私塾「咸宜園」。蘭学者の高野長英や兵学者の大村益次郎など、多彩な人材を輩出した名門校である。その教育法には、独特なものがあった

1本の線香が燃え尽きる間に読書し、2本目をたく間に、その感想を漢文で書く。さらに、3本目では詩文を作る――書を読んで考え、即座に表現する力を養ったのだという。時間があれば読書ができる、というわけではない。多忙な中でも、時間を見つけ、学んでこそ、かえって、自らの血となり、肉となる

仕事においても、広宣流布の闘争においても、師の戸田第2代会長を支えた、若き日の池田名誉会長。深夜まで激闘を極めた日々にあって、移動の車中、就寝前など、寸暇を惜しんで読書に励んだ

恩師の事業が苦境のどん底にあった1950年(昭和25年)当時の日記にも、「夜半まで、読書」「『レ・ミゼラブル』を読み終わる」「『世界文学全集』を読む。第七巻目に入る」等と記されている(『若き日の日記』)

苦闘の中で、本を読み、思索を深める。深化された思想を、闘争のエネルギーに変えて進む。そしてまた、前進する中で読書し、思念する――この繰り返しの中にこそ、本物の人格の陶冶がある。(知)
(聖教新聞 - 名字の言より)




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