己の正体を映す鏡:私という人間を変えことの難しさ

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友の真心の励ましにも、下心を感じる私の生命の汚さ。

なんという宿業にまみれた愚かな心なのだろう。

己の生命を高めようと無に向う時、その己の今の醜い姿が見えてくる。

その疑い深い心が、己の生命を食い荒らす。

真心を踏みにじり汚す。

己の中の汚いものを見たときに、未だに変わることの無いこれまでに積み重ねてきた過去の業に気がつかされ涙する。

しかし、現在の正体を映しだす魔法の鏡のあることを感謝出来る瞬間でもある。

未来を変えるためにある今というこの瞬間。

より「変わる」と言うことが、とてつもなく大きな難題であるということを知る。

苦しさを振り返れるのは生きていればこそ。

あの時に、死んでいれば、今、あなたはない。

あの時に死なずに生きていたから今がある。

今、この瞬間、涙であの時を振り返れる自分。

死ぬほどの苦しみは、未来を変える為にある。

苦労を知らないものが、死ぬほどの苦しみのその深さとどん底を、絶対に知ることは出来ない。

今、過去の苦労が、何ものにも、変えがたい宝、宝石となるのである。

あのに世に死んで持っていけるものなど、この世の目に見えるものの中には、何一つ無い。

有るのか無いのか。

あるとすれば、己の生きた人生の苦しみ、悩みの全ての結果こそが、あの世に持っていける唯一のものだと確信する。

最後の最後を「ありがとう!」と言える人生を歩めるかな。

未熟な未完成の人間。

あの時。

あの日から、私の人生の大きな分岐点となった過去。

今、その当時の心の風景が蘇る。

後ろ向きに歩んできた、己の暗い過去の消したい真っ暗な闇。

もう、その過去が、私を、苦しめることはないだろう。

前向きに生きるということから、あきらめ、逃げる生き方に向わせることになったあの時。

忘れさられて、消し去られた、あの時の匂いと風景が、ぼんやりと、暖かく心を包む。

苦しむことの意味。

苦しむことは、悩むこと。

未熟な未完成の人間が、改めて、この世で、生きる意味を知ること。

今、感じることの出来る瞬間。

桜梅桃李。

今を生きる。



桜梅桃李

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