自分の存在を認めてもらいたければ相手の存在を認めなさい!

世の中には、なんでも上から目線の人間がいるね。


 自分のことを大切にされたい思うのなら、

   相手のことを自分のことよりも大切しなさい。


「この言葉、あんたに、あげ~る♪」


わたしは、週末のほんの一日だけど、介護の仕事をさせてもらっている。

介護の現場のことを、今更、細かく話そうとは思わないんだけど、


ご利用者さんを病院からご自宅まで車で送迎した時の話。


ご自宅にお送りする間に、何気ない会話をする。

その方は、今日、初めてお会いした方だ。

何回かの会話のキャッチボールで、その方の生きてきた人生のほんの少しが見える。


自宅に到着し、男性利用者さんの奥さんが、お迎えに出てこられた。


無事にお送りした別れ際に、男性利用者さんの奥さんは、丁寧に私に対して感謝の挨拶をしてくださった。

こんなことは、日常的な当たり前の挨拶であり、社交辞令かもしれない。



「どうも、お世話になりました。」

「送っていただいき、ありがとうございました。」

「お手数をかけました。」

「また、お願いたします。」


まあ、こんな感じかな。


そして、深々とお辞儀をされた。

なんども、お辞儀をされる。

こんなわたしに、たった一度の送迎を仕事でさせて頂いているだけだ。

給与はとっても激安だけど、サービスを提供させてていただいた見返りも頂いている。



だから、わたしは、

「そんなに、ありがたがってもらう必要は、ないんですよ」

って、思いながら、こちらもお辞儀をする。


「ありがとう、なんて言っていただいて、ありがとう。」


心の中で繰り返す。


日常の社交辞令でもなんでない。


「心」と「心」がつながっている。


奥様の『心』を感じて、わたしも『心』で、挨拶を交わす。


介護の世界の「激安の給与」だって、そんなところで、お金には変えることのできない大切なものを受け取っているような気がして救われる思いだってする。


そして、わたしは、車に乗り込んで次の仕事に向かうために車を発進させる。

その間も、奥様は、こちらに向かって挨拶をされている。

深々と。

それを見て、わたしも、また、頭を下げる。


袋小路のお宅から出るために車をバックさせた。

路地の角を曲がるまでのその間も、ずーっと、わたしに対して、深々と体を下げて挨拶されていた。

バックしているその間、前と後ろを見ながら、


 「もういいですよ♪」

 「もういいです♪」

 「本当に、もういいです。」

 「いつまでも見送ってくださり、ありがとうございました。」


わたしの心が揺れた。

大切なものを見た。


だから、この方達を大切にしたいと思った。



大切されない人達が、

「もっと自分のことをわかってよ!」

「自分のことを大切にしろよ!」

なんてアホなことを言ってる。

そんな奴にこの人の姿を見せてやりたいよ。


自分のことを大切にされたいと思うのなら、どこまでも相手を大切にする心を育てなければならない。


元気が出た。

元気を与えなければならない介護に携わるヘルパーが、お年寄りから元気をもらう。


その元気は感謝。


給料は激安だけど、だからやめられない。

週末の介護の仕事。

人間磨き、自分磨きには、もってこいだね♪


こんな奥様に支えられて、旦那さんが羨ましいよ。






本因妙 | Trackback:(0) | Comments:(0) |-
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