自らの信心によって清々しい一日が始まる


小さな神社の鳥居の正面付近にほんのすこし空いたスペースがある。

その正面から少し下がったところに、私は、訳があって車を止めた。

まだ、朝の通勤、通学の時間。

神社の横道に沿って、この先に少し歩けば、私鉄電車の駅がある。

また、駅からこの神社を通って先を行けば、歯科大学などいくつかの大学がある。

駅に急ぐサラリーマンを横目に見ながら、神社の鳥居近くに止めた車の中で、用事を済ませていた。

行き交う人達。

その中で、大学へ通うのだろう、駅から歩いてきた若い男性が、私の車を止めているほぼ、正面近くで立ち止まった。

下向き加減で車の中で用事の最中だったけど、気になったので顔をあげて、私の車の正面に背中を向けて立っているその若い男性の様子を窺った。

その若い男性は、私の車を止めてる真反対にある神社の鳥居に正面から立っていることになる。

すると、鳥居の正面奥には神社がある。

駅から歩いてきて、これから大学へ通うのだろう。

その所作は、ごく自然で、彼の毎日の当たり前の日常の行動の一部であるかのように見えた。

彼は、鳥居の先に向かって、軽く会釈して参拝を済ませ、大学のある方向へ歩いて行った。

清々しい。

大切な信仰心。

拝む対象は違っても、一人ひとりの人間にとって、信仰心はとっても大切。

信仰が生活の一部となる。

感謝の気持ちが生きている人間の心の中に常に当たり前に行動として表すことが出来る。

信心というのは、一人ひとりの中にある。

口を開いてひけらかすようなものでもなんでもない。

日常の何気ない動作、振る舞いに、信仰心が全部現れる。

拝む対象は、違っても、私が見たその若い男性の行動は、自分の心をすっきりとリセットしてくれるような姿に映った。

私の信仰の中にある哲学は、今というこの瞬間を生きることに尽きる。

生きているだけで丸儲け。

生かせていただける感謝の気持ちを常に忘れない。

報恩。

今。


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