優しは力なり:「お父ちゃん、今日も行ってくるからね」

父は、いつも優しかった。

でも、その優しさだけの父が、物足りなかった。

父が嫌いだった。

父に反抗してきた。

父を憎んできた。

父と言い争ってきた。


なんとか父を理解したかった。

なんとか父に理解してもらいたかった。



結局、何もわかっていなかったのは、私自身だったのだ。


父の本当の優しさ。


父の本当の大きさ。


父の深い深い苦しみ。



お父ちゃん。



「優しは力なり」



お父ちゃんの本当の勇気。



わかったよ。


教えてくれてありがとう。



聞いてくれている?



ありがとう。


お父ちゃん、きっと、きっとね。


今日も、頑張っているお父ちゃんのお蔭で頑張れる私。


行ってくるね。




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