父の闘病記録:入院から49日『お父ちゃん、弱いわたしでごめんね』

2012年3月2日:金曜日

父が、脳幹部による脳溢血で倒れたのは、今年、1月14日の土曜日のことだった。


今日は、3月2日。

暦の上では、立春を過ぎ、現実の日常も雪から雨に変わり、一日、一日、ほんの少しずつ春がやってくる気配を確かに感じることが出来る。


でも、桜の枝の蕾は、まだ、硬そうに見える。


父は病室で眠ったままの状態。


今日も意識は、戻らない。


1月、2月、そして、3月。


倒れた直後に、緊急入院してから50日近くなる。


父の病気との闘い。


それは、私達家族の戦いでもある。


倒れて以来、毎日、病院へ通う。


父が寝ている病院の7階の個室の窓から眺める外の風景にもすっかり慣れっこになった。


1日、24時間、やむことなく父の看護や介護をしていただく看護師さんや医師の方とともそれなりに馴染んでくる。


今、心拍数、血圧、酸素濃度、酸素の摂取率、呼吸数などを管理したモニターに映し出される数字は、一進一退を繰り返している。


気になることは、

酸素濃度が、3から5へ移行したこと。


血圧をあげる薬の量が、これまで6から7、7から8へ、そして、現在は、8から9へと少しずつ増やされていること。


少し前に、血圧が下がり容体が急変、仕事中だった、私の携帯に病院からすぐに来るように緊急時を知らせる電話があった。


なんとか持ち直したものの、その時以来、血圧を上げるための薬を点滴し続けている。


最近は、呼吸が止まる無呼吸の状態も以前に比べて多く、呼吸自体が浅いということ。



毎日、毎日、父の元へ通う。


父が入院した当初。


そして、入院から50日近く経過した今。


父の状況は、日を重ねるごとにしんどくなっている。


私も、毎日、毎日、病院へ通うことに慣れてきたというところを既に、通り越したところにいるようだ。


現実から逃げようとする弱い自分がそこにいる。


もう、一日、一日が辛くなってきた。


「なんで・・・」という気持ちが、疑問が、怒りが、知らぬ間に浮き上がってきて、今の私の心の中のなかで葛藤する。


葛藤しなければならない程度の私の弱い心。


わたしは、弱い。


今、苦しいから、この苦しみを誰かわかってほしい。



看護師さんの話では、近日の内、個室から相部屋の転室がある旨の話を受けた。


ただ、その話を「そうですか。 よろしくお願いします。」


としか答えることが出来なかった。


でも、そこには、たくさんの意味が含まれていることは、百も承知だ。



・・・・。


これから先、わたしは、どんな選択をすればいいのだろう。


迷いと苦しみのなかでの選択。


お父ちゃんをあきらめたくはない。


お父ちゃん答えてよ!


頑張っているんだよね。



そう、信じているからわたしもどこまでも、父の為に今、してあげられる最高のことをしたい。


親孝行できるのは、今しかないものね。



でもね。


わたしは、情けないくらい弱いんだよね。


ごめんね。





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